寅彦日記(仮)

何の変哲もない会社員がブログによる収入を得るまでに試行錯誤する記録を綴ります

混合気体 の答え

ではいきましょう。

 

 ざっくり手順としては
①初期状態(加熱前)の大気のモル数を求める。
②状態2(加熱後)での水蒸気のモル数を求める。
③酸素のモル分圧を求める。
という流れになります。

 

 ①初期状態(加熱前)の大気のモル数を求める。

 まずこの間の問題と同様に、変化前後での状態を図で整理して表してみます。

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初期状態(加熱前、図では状態1としています)での状態方程式から大気のモル数を求めます。

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このとき乾燥大気の体積分率(=モル分率)から酸素のモル数を求めることが出来ます。

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②状態2(加熱後)での水蒸気のモル数を求める。

 次に加熱後(図では状態2)の水蒸気のモル数を求めます。
ここでは状態方程式は必要では有りませんで、アボガドロの法則を使って蒸発した水の質量からモル数を求めます。

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③酸素のモル分圧を求める。

 最後に状態2でのモル数の関係から酸素のモル分圧を求めます。

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というわけで答えは0.13でした。如何だったでしょうか?(てゆうか求め方こんで合ってるよね?)


次は実在気体の性質について少し触れてみようかなあ、とか勝手に思っています。

ではでは。